・アスペクト |
ホロスコープの上に割り振られた惑星同士が作る角度。通常のホロスコープでは、動作や行動を表し、その度数が吉凶の判断の補佐的な役割を果たす。 |
・アセンダント |
ある瞬間の東の地平線上と太陽の通り道である黄道が交わった点をアセンダントという。通常の西洋占星術では、個人の生まれた瞬間からアセンダントを割り出して出生図を作るが、ホラリーでは「占者に質問した瞬間」の東の上昇点のことを示し、それを基準にしてホラリー・ホロスコープを作る。 |
・アンギュラー |
第1・4・7・10ハウスの総称。12ハウスの中でもこの4つは影響力が強く、重要視されている。 |
・エレメント |
「火」「水」「風」「地」から成り立つ、西洋の四元素(要素)。12星座をそれぞれの性質別に、4つのエレメントに割り振っている。
・火…牡羊、獅子、射手
・水…蟹、蠍、魚
・風…双子、天秤、水瓶
・地…牡牛、乙女、山羊 |
・カスプ |
ハウス分割での、ハウスとハウスの境界線。もしくは、星座と星座の境界線を意味し、最も強い意味を持つ。 |
・逆行天体 |
太陽とは逆の方向に運行しているように見える天体。太陽と月は逆行することはない。残る個の8天体の内、時間によっては“逆行天体”となり、ホラリーの結果を大きく左右することになる。 |
・クォリティ |
12星座を活動宮、不動宮、柔軟宮の3つに分割すること。ホラリーでは、質問内容に対する「吉凶」、あるいは「いつ、目的が達成されるか」を判断する上で、大きな役割を果たす。
・活動宮…牡羊、蟹、天秤、山羊
・不動宮…牡牛、獅子、蠍、水瓶
・柔軟宮…双子、乙女、射手、魚 |
・コンバスト |
天体が太陽の前後8度30分以内にあること。ホラリーでは相談者を表示する天体がコンバストされると、相談者に大きな不安があったり、他人からの圧力があることを意味する。 |
・サイン |
星座。天空の絶対位置を12分割したもの。それぞれに意味がある。 |
・トランスレーション・オブ・ライト |
運行速度の遅い二つの天体間で運行速度の速い天体が天体の光を運ぶこと。 |
・ハウス |
地上の観測点から見た星の位置を、その場所の時間や空間を基準に12分割したもの。ある特定の時間に東の地平線と太陽の通り道である黄道が交差したポイントをアセンダント(第1ハウスのはじまり)とし、そこからホロスコープを左回りに第2ハウス、第3ハウス……第12ハウスと割り振られていく。ひとつひとつのハウスにはそれぞれの意味がある。 |
・プロヒビション |
二つの天体がアスペクトを形成する前に別の天体から妨害されること。 |
・ベネフィック |
吉星。ポジティブな要素をもたらしやすい惑星と言われている。
・ベネフィック惑星…金星・木星
・準ベネフィック惑星…太陽・月・水星 |
・ホロスコープ |
ある瞬間の太陽系の天体の宇宙での位置と地上から見た位置を複合した図。本来は地平線のことを意味していたが、後に占星術の図全体のことを示すようになる。ホラリーの場合は、主に12星座、12ハウス、7惑星がホロスコープ上で、どのように配置されたかによって、質問者の未来を予測する。 |
・マレフィック |
凶星といわれる。ネガティブな要素をもたらしやすい惑星と言われている。
・マレフィック惑星…火星・土星
・準マレフィック惑星…天王星・海王星・冥王星 |
・ミューチュアル・レセプション |
該当する二つの天体が、それぞれが支配している星座に相互に交換するように入っている状態。たとえば、牡羊座の太陽と獅子座の火星との間にはサイン上のミューチャル・レセプションが成立する。しかし、星座だけではなく、トリプリシティなど、星座を細かく分割したものでも生じる。ミューチャル・レセプションは、お互いに否定的な状態に置かれている二つの天体を肯定的な状態にする作用がある。 |