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韓国では割り勘という習慣が原則的に存在しません。割り勘にするのは同窓会や親睦会といった会費制が前提の場合だけ。
じゃあ、誰が支払うのか――それは、その席で一番の年長者。皆同じ年ならその会の主催者となります。
実際に私の父は、その会で自分が一番年上である場合、支払いは全て持つのが当たり前だと考えているようです。
というのも、韓国人はお金払いでチマチマすることを嫌うのです。
気前が良いのが美徳。要は見栄っぱりな民族といえるのかもしれませんが、だからこそ見栄を張れるように一生懸命働くのが韓国人ともいえます。
ちなみに私の親族は皆「見栄っぱりの働き者」。実は私もかなりのもので、乗せられるとすぐ太っ腹になってしまいます(苦笑)。
はたから見たらおごっている方は損をしているように思えますが、おごり、おごられを繰り返すうちに、元が取れていたりするものなのです。人間関係の潤滑油にもなりますしね。
割り勘にしないことのプラスアルファは大きいのです。
「お金は天下のまわりもの。人のために使えばまわりめぐって自分の元へ返って来る。」
私はそう考えています。そのお陰でしょうか、困った時には必ず救いの手が差しのべられてきました。
ですから、臨時収入があったときは是非、そんな韓国の風習を取り入れてみることをお勧めします。その徳が幸せの貯金となり、何かしらの形で福となって降りて来るに違いないと私は信じています。
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